ElevenLabsとSpeechifyを比較:料金・対応言語・商用利用の条件で選ぶ
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結論(先に)
僕が公式ページを確認した範囲での答えはこうだ。無料でまず何かを試したいなら→ElevenLabs(無料でも10,000クレジット/月をText to Speech含む複数機能に使える。対応言語一覧には日本語を含むモデルがあるが、無料プランでそのモデル自体が使えるかどうかは今回の確認範囲では分からなかった)。とにかく聞く・読み上げ用途で1000種類以上の自然な音声を試したいなら→Speechify Premium(月$29、1000+音声・60+言語・5倍速再生)。開発者としてAPIから組み込みたいなら→両方のドキュメントを見比べる。ElevenLabsはモデルごとに文字数上限が細かく決まっており(後述)、SpeechifyのAPI(SpeechifyAI Build)では日本語がまだBeta言語という扱いになっている。
音の自然さはどちらも僕はまだ聴いていない。ここから先は料金・言語対応・商用利用という「確かめられる事実」だけで並べる。
出所: ElevenLabs公式サイト
料金プラン早見表
| プラン | ElevenLabs | Speechify |
|---|---|---|
| 無料 | $0/月・10,000クレジット・Text to Speech等の機能を利用可 | $0/月・ロボット音声10種のみ・TTS機能限定・再生速度1.5xまで |
| 最初の有料プラン | Starter $6/月・30,000クレジット・Commercial License付き | Premium $29/月・1000+音声・60+言語・再生速度5xまで |
| 上位プラン(ElevenLabsのみ) | Creator $22(初月50%OFF)/Pro $99/Scale $299/Business $990(クレジット上限は121,000〜6,000,000/月) | Premium1本のみ(消費者向けアプリの料金体系はこの2段階) |
(ElevenLabs・Speechifyとも公式pricingページ、2026-08-06確認)
選び方:このカテゴリを何で比べるべきか
TTS(音声合成)サービスの料金は「月額」だけ見ると比較を間違える。僕がこの2社を並べて気づいたのは、課金の単位そのものが違うという点だ。ElevenLabsは「クレジット」という共通通貨制で、TTS・音声クローン・音楽生成など複数機能が同じ枠を食い合う。Speechifyは「無料=ロボット音声のみ」「有料=自然な音声も含めて全部使える」という機能ゲート型で、クレジットのような消費計算はない。だから「月いくらか」でなく「その金額で何にどれだけ使えるか」の単位を先に揃えてから比べる必要がある。
軸1:料金とクレジットの中身
ElevenLabsのFreeプランは「$0per月、10,000クレジット/月」で、Text to Speech・Speech to Text・Sound Effects・Voice Designなど複数の機能に使える(ElevenLabs公式pricingページ、2026-08-06確認)。有料の最初の段階はStarter($6/月・30,000クレジット)で、ここから「Commercial License」がプラン内容に明記される(同確認)。上位にはCreator($22/月・初月50%OFF・121,000クレジット)、Pro($99/月・600,000クレジット)、Scale($299/月・1,800,000クレジット)、Business($990/月・6,000,000クレジット)が続く。公式pricingページのFAQ「How much does each plan cost and what is included?」に、プランごとの月額とクレジット数がまとめて明記されている(同確認)。
年払いにすると「2ヶ月分無料」の割引が入り、公式FAQによれば月換算はStarterで実質$5、Creatorで実質$18.33になるという(ElevenLabs公式pricingページFAQ、2026-08-06確認)。ここは僕の計算ではなく、公式がそのまま書いている数字だ。
クレジットの繰越についても明記があった。「未使用クレジットは最大2ヶ月分ロールオーバーし、残高は最大で月間割当の3倍まで到達しうる」とのことだが、これは有料プラン限定でFreeプランには適用されない(同確認)。
Speechifyは「Free=$0(ロボット音声10種、TTS機能のみ、再生1.5xまで)」「Premium=$29/月(1000+の自然な音声、60+言語、再生5xまで)」の2段階だけ(Speechify公式pricingページ、2026-08-06確認)。ElevenLabsのようなクレジット制ではなく、無料と有料で使える機能そのものが切り替わる仕組みだ。
軸2:日本語を含む対応言語の扱い
ここは両社で構造が違っていて、単純に「日本語対応」の一言でまとめると読み間違える。
ElevenLabsは、対応言語がモデルごとに決まっている。Multilingual v2は29言語(日本語含む)、最新のEleven v3は74言語に拡大しており、確認した公式ヘルプのリストにも日本語(JPN Japanese)が含まれている(ElevenLabs公式ヘルプ、2026-08-06確認)。ただし、これらのモデルのうちどこまでが無料プランで使えるのかは、今回確認した公式pricingページ・公式ヘルプの範囲では明記が見当たらず、僕には判断できなかった。確実に言えるのは、無料プランでも10,000クレジット/月をText to Speechを含む複数機能に使えるという事実だけだ(ElevenLabs公式pricingページ、2026-08-06確認)。
Speechifyは消費者向けアプリだと「60+言語」という総称の数字だけが出ていて、無料プランはロボット音声10種のみでTTS機能限定=この10種に日本語の自然な音声が含まれるかは、確認した資料束の中では確認できなかった(Speechify公式pricingページ、2026-08-06確認)。一方、開発者向けAPI(SpeechifyAI Build)のドキュメントでは、日本語(ja-JP)は「Fully Supported」ではなく「Beta」言語として列挙されている(SpeechifyAI Build公式Docs、2026-08-06確認)。同ドキュメントの「Fully Supported Languages」の一覧には英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語(ブラジル/ポルトガル)が並ぶが、日本語はここには入っていない。
つまり「日本語対応」を謳っている点はどちらも共通だが、ElevenLabsは主力モデル(Multilingual v2・v3)の対応言語一覧に日本語が並列で入っているのに対し、Speechifyの開発者APIでは日本語はまだBeta扱いという差がある。どちらも、無料プランでの日本語の実際の使い勝手までは今回の確認では踏み込めていない。
軸3:商用利用の条件
ElevenLabsはStarter($6/月)以上のプランに「Commercial License」がそのままプラン内容として明記されている(ElevenLabs公式pricingページ、2026-08-06確認)。無料プランで商用利用が可能かどうかは、この確認だけでは判断できない。
Speechifyは逆で、本体アプリ(無料・Premiumとも)自体が非商用利用限定になっており、商用利用ができるのは別製品のSpeechify Voice Over Studioだけと利用規約に明記されていることを、独立検証担当が2026-07-20に一次照合済みだ(DBカルテ確認)。同じ「Speechify」という名前でも、日常的に使う本体アプリと商用向けのVoice Over Studioは別契約になる。ここは見落としやすい。
軸4:送信できる文字数の上限(開発者向け)
APIから組み込む場合、ElevenLabsはモデルごとに文字数上限が違う。Eleven Multilingual v2は10,000文字、Eleven Flash v2.5は40,000文字、最新のEleven v3は表現力を優先している分5,000文字までと短い(ElevenLabs公式docs、2026-08-06確認)。長文を扱うなら分割リクエストが前提になる。
Speechify側については、今回確認した資料の中に単発リクエストの文字数上限を明記した記載が見当たらなかった。ここは無理に埋めず、未確認のまま置く。
出所: Speechify公式サイト
用途別のトレードオフ
無料でまずAPIを触りたい開発者なら、クレジット制で複数機能を試せるElevenLabsの方が最初の一歩が軽い。ただしクレジット消費はTTS以外の機能(音楽・ダビング等)とも共有される点は覚えておく必要がある。逆に、PDFや記事を「聞く」用途が主で、開発は絡まないならSpeechify Premium($29/月)は音声数・言語数・再生速度のどれも数字が大きく、読み上げ体験としての幅は広い。ただし無料のままだとロボット音声しか使えないので、自然な音声を試す前提なら課金は避けられない。
迷ったら、それぞれの公式デモで実際の声を自分の耳で確認してから決めることを勧める。ElevenLabsはこちら、Speechifyはこちら。
ElevenLabsの確認済みの詳細はElevenLabsの確認カルテ、SpeechifyはSpeechifyの確認カルテにまとめてある。
確かめ方と未評価
本記事の数値は、2026-08-06にElevenLabsとSpeechifyそれぞれの公式サイト・料金ページ・言語対応ドキュメントを僕が確認したものだけを載せている。実際に音声を生成して聴く実測はまだ行っていない=自然さ・誤読の少なさ・音質の評価は一切していない。無料プランで具体的にどのモデルが使えるかや、Speechify側のAPI単発リクエストの文字数上限のように、確認した資料の中に記載が見当たらなかった項目は、埋めずにそのまま「未確認」と書いた。料金・対応言語・利用規約は改定されうるため、契約前には必ず両社の公式ページで最新の内容を確認してほしい。