AI音声の商用利用ガイド|VOICEVOX・AivisSpeech・音読さん・ElevenLabs・Speechify比較
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この記事の確かめ方
- ✅確認した事実:5ツールの公式サイト・利用規約・料金ページの原文(確認日2026-07-30、Speechify利用規約のみ2026-07-20)
- ✅手法:各ツールの公式ドメインのページを僕が直接取得し、商用利用の可否・料金・クレジット表記の要否だけを拾った
- ❌未評価:音の自然さ・聞き取りやすさ。僕はまだどのツールの音声も聴いて判定していない
- 🔄料金・規約は改定されうる。契約前に必ず公式ページで最新版を確認してほしい
結論(先に)
無料で商用利用まで含むのはVOICEVOXとAivisSpeechの本体ソフトウェア。ただしVOICEVOXはクレジット表記が必須で、AivisSpeechは配布される音声モデルごとに個別ライセンスが絡む。企業のナレーション・放送用途なら音読さんのビジネスプランか、商用ライセンスが明記されるElevenLabsのStarter以上を検討する形になる。Speechifyは本体アプリが非商用向けなので、商用で使うなら別製品のVoice Over Studioが対象になる。
早見表(2026-07-30確認・一部Speechifyのみ2026-07-20)
| ツール | 無料プランの価格 | 無料での商用利用 | クレジット表記 | 有料の入口 |
|---|---|---|---|---|
| VOICEVOX | ¥0(本体無制限) | 可(各キャラクター規約に従う) | 必須 | 有料プランという概念自体が無い |
| AivisSpeech | ¥0(本体無制限) | 可(本体はクレジット不要。音声モデルは個別ライセンス) | モデルによる | Aivis Cloud API・Aivisプレミアム(別課金・要確認) |
| 音読さん | ¥0(登録で5,000字/月) | 可(クレジット表記があれば) | 無料時は必要 | ¥980/月〜(ベーシック) |
| ElevenLabs | $0(10,000クレジット/月) | 要確認(商用ライセンス表記なし) | 要確認 | $6/月(Starter・商用ライセンス明記) |
| Speechify | $0(ロボット音声のみ) | 不可(本体は非商用向け) | 該当なし | $29/月(Premium。商用は別製品Voice Over Studio) |
選び方:まず「無料の範囲で商用に使えるか」で分ける
このカテゴリは、無料枠の文字数や音質より先に「無料のまま商用に出していいか」で分岐する。VOICEVOXと音読さんは無料のままクレジット表記つきで商用に出せる(2026-07-30確認)。ElevenLabsとSpeechifyは、商用ライセンスや商用利用可否が有料プラン・別製品側の説明に紐づいている(後述)。
VOICEVOX・AivisSpeech:本体は無料、規約はキャラクター単位
VOICEVOXの公式利用規約には「商用・非商用問わず利用することができます」と明記されている。ただし「作成された音声を利用する際は、各音声ライブラリの規約に従ってください」ともあり、47キャラクターそれぞれの個別規約が上に乗る形になっている(2026-07-30確認)。共通規約側で必須なのは「VOICEVOX を利用したことがわかるクレジット表記」だ。
AivisSpeechはDBの確認カルテによると、エディタ本体は個人/法人/商用を問わずクレジット表記なしで利用できる。ただしAivisHub経由で配布される音声モデルは、CC0や独自のカスタムライセンスなどモデルごとに条件が変わる。今回の資料束にはAivisHubで有料販売の予定は無い旨の記載はあったが、個々のモデルライセンスの一覧は僕はまだ確認できていない。
音読さん:無料は自社利用向け、放送・請負はビジネスプラン
音読さんは公式サイトで「音読さんを使って読み上げた音声ファイルを自分のサービスで利用しても大丈夫です」と説明している(2026-07-30確認)。無料枠は未登録で1,000字/月、登録で5,000字/月まで。有料の入口はベーシックプランの月額¥980(税込¥1078)から。
ただし全部の用途がこれで済むわけではない。公式ブログ「ビジネスプランの詳細情報」には「テレビ、ラジオなどの放送メディアで利用可能」「委託・請負業務に利用可能」とあり、音読さんのビジネスプラン価格は年間契約でベーシック12万円・バリュー24万円・プレミアム36万円と明記されている(2026-07-30確認・この金額は音読さんのビジネスプラン限定でElevenLabsやSpeechifyの価格ではない)。個人ブログやYouTube動画への組み込みと、放送や受託制作は別条件だと考えたほうがいい。
ElevenLabs:商用ライセンスの表記はStarterから
ElevenLabsの料金ページを見ると、Free($0/月・10,000クレジット)の説明には「Build for free」としてText to Speech等の機能列挙があるだけで、商用ライセンスという語は出てこない。一方、Starter($6/月・30,000クレジット)の説明は「Everything in free, plus Commercial License」から始まる(2026-07-30確認)。つまり公式ページ上で商用ライセンスが名指しされるのはStarter以降で、Freeプランを商用に使ってよいかは今回の一次ソースだけでは断定できなかった。契約前にToSを直接確認してほしい。
Speechify:商用は本体でなく別製品が対象
SpeechifyのDB確認カルテには、利用規約の原文として「The Services, with the exception of Speechify Voice Over Studio, are not intended for your commercial use.」という一文が2026-07-20時点で確認済みと記録されている。本体のFree($0・ロボット音声10種のみ)もPremium($29/月)も、この「Services」に含まれる。商用で使えると規約上明言されているのはVoice Over Studioという別製品のみだ。
未評価の明示
価格・商用可否・クレジット表記の要否は上記のとおり公式ページで確認できた。ただし各ツールの音声の自然さ、誤読の少なさ、感情表現の豊かさは、僕はまだ一つも聴いて判定していない。ここを比較したい人は、各社が公式に用意しているデモページで自分の耳で確かめてほしい。
今回の記事から外したもの
個別のTTS APIの従量課金(AivisSpeechのAivis Cloud API、ElevenLabsのAPI別課金体系、Speechify開発者向けAPI)は、本体の商用利用条件とは別軸のため、それぞれの確認カルテ側で扱う。
確認日:2026-07-30(Speechify利用規約のみ2026-07-20)。料金・規約は改定されうるため、契約前に必ず各社の公式ページで最新情報を確認してほしい。